建設工事に従事する労働者に対する安全衛生教育
略称:(建設従事者教育)
1.対象者
建設工事現場で直接建設工事の施工に従事する建設従事者です。
職長又は安全衛生責任者も対象者に含めることもできます。
2.対象となる現場
建設工事現場が直接的な対象となります。
国土交通省の直轄工事現場では、一定規模(常時労働者が20人以上)となる現場が
対象となっています。
(現場合同での開催も可能ですが、1回の開催につき2現場までとさせていただき、実施報告書は現場ごと発行いたします。)
3.実施場所
この教育の要請のあった建設工事現場の作業所等で実施します。
4.教育の実施時期および受講頻度
(1)実施時期:建設工事の着手後、主だった建設従事者の現場入場が出揃う時期であって、事業者が希望する時期に行います。
(2)受講頻度:原則として現場単位で1年に1回とします。
5.受講料
1名あたり10,000円(税込)となります。
この教育を修了した受講者全員に、建災防青森県支部長名の修了証を交付します。
また、この教育の事業者(依頼者)には、実施報告書を発行します。
なお、この教育は原則として1現場1年に1回実施することとされていますので、修了証は受講してから1年間有効となります。
6.ご依頼(申込み)方法
①まずは、開催予定日の3週間前まで青森県支部までお電話ください。日程調整のうえ折り返しのお電話をいたします。
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②日程が決まりましたら、※講義が出来る設備が整った学科会場をご準備いただき、上記実施依頼書、と学科場所・現場の地図を、青森県支部までFAXかメールにて送信ください。
※(公民館等でも可ですが、テーブル・椅子、ホワイトボード、スクリーンを設置出来る会場をご準備ください)
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③名簿(様式)は、開催日の1週間前までデータをメールにて送信ください。(e-mailアドレスはお電話にてお知らせします)
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④当日は、午前9時から開講となります。
午後からの実技訓練は、現場へ移動します。実技に使用できる建設機械等をご準備いただきます。
教育カリキュラム
科目 | 内容 | 時間 |
1.労働安全衛生関係法令 | 事業者の責任と労働者の順守義務 | 0.5時間 |
2.安全施工サイクルに関する事項 | 安全施工サイクルの実施方法 (安全ミーティング、KY活動、現地KY、作業手順等) |
1.0時間 |
3.現場の労働安全衛生に関する具体的実施事項 |
①現場での安全管理体制 ②現場での安全点検 ③有害物、有害作業、有害場所等の健康障害防止 ④その他の労働安全衛生に関する具体的実施事項 |
1.5時間 |
4.労働災害の事例及びその対策 | 作業行動による労働災害防止対策 (ヒューマンエラー関係を含む) |
1.0時間 |
5.実技訓練(現場でできる実技体験訓練) | ①服装及び保護具(呼吸用保護具、保護帽、安全帯等)の適切な装着方法 ②現場での合図の種類、方法及び確認 ③適切な安全支持の方法と対応 ④その他の労働安全衛生に関する実技訓練 |
2.0時間 |
合計 | 6.0時間 |
学科および実技体験訓練の例
【学科】テキストや視聴覚資料等を使い講義を行います
【実技訓練】労働者の不安全行動、ヒューマンエラー等を防止するため現場等で実際に体験訓練を行います
保護帽や服装の適切な装着と確認 |
重機オペレータと誘導者の 合図確認訓練 |
吊り荷作業を体験する訓練 |
現場内のワイヤーロープについて、 点検等を行い危険の予測対策を立て、 災害防止の説明を行っています |
お問い合わせ・お申込み
建設業労働災害防止協会 青森県支部
電話:017-773-6200